10年前の低スペックノートPCを復活させてみた!(Linux Q4OS)
2020/05/01
コロナウィルスが猛威を奮っていますが、うちの会社でも一週間おきの自宅待機となったので押入れの整理を始める事に...
すると、昔お小遣いで購入したノートパソコンDell Inspiron mini 10が出てきました!!
スペックはというと
CPU | Intel Atom Z520 1.33GHz |
Memory | 1GB |
HardDisk | 160GB |
OS | Windows XP |
モニタが10インチのモバイルノートの先駆けで、この大きさが気に入って購入しました!
小さいので出張の時など場所もとらずにめっちゃ便利でした。
ちなみにメモリーは基盤に直接接続されていて、増設できないタイプです(涙)
今回はこの低スペックノートPCを、ある程度のスピードで動くようにLinuxで復活させる事にしました!!
で、選んだのが最近気に入っているLinux
「Q4OS」
というドイツ産のディストリビューションです。
Q4OSについて
Debian系のLinuxで、現段階での正式最新バージョンは3.10、コードネーム「Centaurus(ケンタウロス)」です。
ベータバージョンで4.0、コードネーム「Gemini(ジェミニ)」がダウンロードできるようですが、ベータ版なので今回はパスします。
そしてこのかっこいい名前、3.10ケンタウロスですがデスクトップ環境が高機能版のプラズマエディションと軽量版のトリニティーエディションの2種類があります。
各エディションのハードウェア必要スペックですが
プラズマ | トリニティー | |
CPU | 1 GHz | 300 MHz |
RAM | 1 GB | 128 MB |
HD | 5 GB | 3 GB |
に、なります。
プラズマでもスペック的にOKですが、今回はスムーズな動きを実現したいので軽量版のトリニティーエディションを使ってみることにしました。
Q4OSのダウンロード
早速Q4OSのオフィシャルサイトでインストールイメージをダウンロードします。
Q4OS - desktop operating system
上部メニューの「Downloads」に進みます。
英語のページなので、Chromeブラウザの翻訳機能を使って日本語表記にすればわかりやすいです。
「Downloads」のページを開くと4つのダウンロードが表示されます。
上から順に.....
・Q4OS Centaurus, Plasma, live - 64bit / x64 ... 858 MBytes ... setup guide
プラズマエディションのライブインストールメディア。
比較的スペックの高いパソコンだったらこちらでOK。
・Q4OS Centaurus, Trinity, live - 64bit / x64 ... 679 MBytes ... setup guide
トリニティーエディションのライブインストールメディア。
・Q4OS Centaurus, Trinity, install-cd - 64bit / x64 ... 472 MBytes ... setup guide
64bit版のインストールCDイメージ。
・Q4OS Centaurus, Trinity, install-cd - 32bit / i386 ... 434 MBytes ... setup guide
32bit版のインストールCDイメージ。
みたいな感じになります。
今回は古いノートPCだったので、3番目の64bit用のインストールCDでは最初の段階でエラーが出てインストールできませんでした。
で、4番目の32bit用インストールイメージでインストールすることにしました(汗)
※後で調べたのですが、このノートPCのAtom Z520 CPUは64Bit非対応でした.....
「・Q4OS Centaurus, Trinity, install-cd - 32bit / i386 ... 434 MBytes ... setup guide」をクリックすると、寄付よろしく!のページが開きます。
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ここは黄色い文字の「Not now,take me to download>」をクリックして先に進みます......
次にSourceForgeのページが開きます。
ちょっぴり怪しげなサイトですが(笑)、数秒するとインストールイメージのダウンロードが自動的に開始されます。
インストールCDの作成
ダウンロードが完了したら、ISOイメージをディスクに書き込みます。
今回は430MBぐらいなので余っているブランクCDに書き込むことにしました。
Linuxのインストールといえば、今ではUSBメモリースティックを使用したやり方が一般的になっています。
インストールISOイメージをダウンロードして、WindowsだったらUNetbootinなんかでUSBインストーラーを作成できます。
このUSBインストーラーからパソコンを起動させて、パソコンのハードディスクにインストールします。
しかし今回のように低スペックPCの場合、USBインストーラーから起動できないことも多く、Q4OSのサイトでもその事を想定してかLive版とインストールCD版を用意してくれています。
ダウンロードのページにも、古いPCはインストールCDメディアを使用してくださいと書いてありました!
ですが、ここで問題となってくるのはディスクドライブです。
10年前のパソコンとなるとディスクが読み込めないことが多く、今回インストールしようとしているInspiron mini 10に関しては、そもそもディスクドライブが搭載されていません....
既に外付けドライブがあれば問題ありませんが、ない場合用意することになります。
で、早速amazonで検索です!
USB3.1(Gen1)/3.0 外付け DVD/CDドライブ バスパワー Wケーブル(給電ケーブル付き) 薄型ポータブル 国内メーカー Window/Mac ブラック |
外付け DVDドライブ 薄型ポータブル 国内メーカー/USB3.0/バスパワー/Win/Mac/ |
この2つがDVDドライブで、2,000円ぐらい。
I-O DATA Blu-ray ブルーレイ BDドライブ mac 外付け ポータブル USB3.0/バスパワー対応 薄型モデル EX-BD03K |
こっちはブルーレイ対応で、7,000円ぐらいでありました。
なにかと一台あれば便利なUSBドライブ。
コンパクトで持ち運びも楽ちんです。
さてさて無事、Q4OSトリニティーエディションのインストールCDが完成しました!
次の記事では、Inspiron mini 10へQ4OSのインストール作業を紹介したいと思います。
ちょっぴり大変でした.....(汗)
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