OS X Server iMacが壊れた.......
2016/08/30
使用開始から、既に3年目になるOS X Serverを入れたiMacが、突如おかしくなりました.....
Linuxサーバーに接続しようとしたところで、マウスカーソルは動くものFinder上をクリックしても、まったく反応しません。
このServerMacは、デザインデータのマスターサーバーで2Tの外付けハードディスクが4つ接続されています。
OSは「OSX10.9.5 Maveriks」で「OSX Server 4」が入っています。
Option+Command+ESCでFinderを強制終了しても、再度Finderが開かなくなってしまい、恐る恐る強制終了しました。
で、再度電源を入れてもアップルマークが表示されたまま一向に起動しません。
さてさてここから復旧作業に入ったのですが、思った以上にてこずる事になりました.......
以下、復旧で行ったこと。
もともとはOSX10.6.4のMacなので購入時に付いてきたインストーラーDVDで起動した後、ハードディスクの検証と修復を行いましたが、長い時間かかったにもかかわらず、
「このハードディスクは壊れているので、修復できません.....」
と表示され起動ディスクが壊れている事がわかりました。
こうなると、初期化してシステムを入れなおすとなりますが、サーバーで一度壊れたハードディスクを使用し続けるのはリスクが大きいため、新しく内臓ハードディスクを用意することにしました.....
いつもだったらAmazonで注文して、商品が到着してから作業ですが、マスターデータのサーバーなので一刻も早く復旧させなければなりません!!
また、このマックは温度センサーのコネクタが4ピンになっていました。
マックによっては4ピンのものと8ピンのものが有ります。
古いiMacだとハードディスクにセンサーを直接テープで貼り付けている物もありました。
なんにしろ、センサーに関しては一度iMacからハードディスクを取り出して確認するのがいいかもしれません.......
温度センサーのケーブルを繋がないと、せっかくマックが起動してもハードディスク用の内蔵ファンがものすごい音で回転してしまいます。
対応策としては、過去記事にもある「MacsFunControll」というソフトをインストールして、ファンの回転数を落とすことができます。
今回故障したマックは4ピンでした。
ちなみにSeagateのハードディスクだと割と4ピンが多い気がします。
WinstonDegitalは8ピンが多いかもしれません........
とりあえず、最寄のPC量販店へ買出しです。
で、Seagate 1T のハードディスクが手に入りました。
ちょうど温度センサーも4ピンの物でラッキーでした!!
この記事に書こうとしましたが、長くなりそうなので別記事にまとめました!
で、無事内蔵ハードディスクの取替えが完了しました!!
ようやくハードが整ったので、OSXのインストールとバージョンアップ作業です。
流れ的には.....
OSX10.6.4の新規インストール
↓
OSX10.6.8にアップデート(10.6.8ComboUpDate)
↓
OSX10.9.5にアップグレード(メモリースティックインストーラー)
↓
OSX Serverの再インストールと共有設定(App Store)
で、完了です!
OSX10.6.4の新規インストール
購入時についてきたインストールDVDをドライブに入れて、キーボードの”C”を押しながら起動させます。
なんか懐かしい感じのインストール画面ですが、まずはディスクユーティリティーから、取り替えたまっさらのハードディスクをフォーマットします。
1Tなので、300Gと700Gの2パーティションにします。
300GにOSXを、残り700Gは何かがあった時用に確保です。
フォーマットが無事終了して、次にOSのインストールです。
300Gのパーティションを選択してインストール!!
20分ぐらいでインストールが完了しました!
OSX10.6.8ComboUpDate
インストールが完了したMacを起動して、懐かしいWelcomeムービーを見た後10.6.8へバージョンアップする統合アップデートの作業です。
通常ですと、アップルマークの「このMacについて」から「ソフトウェア・アップデート」を選択して、いろいろと更新を行いますが、高確立でMacがフリーズしてしまいます!!
ネットにもフリーズする情報がたくさんあって、回避策としてアップデート用のインストールイメージをダウンロードして、そのイメージからアップデートをかけるやり方があります。
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Mac OS X v10.6.8 アップデートについて (Appleのサイトへつながります)
しかし、よくわかりませんがインストールイメージからのインストールなのに2回も途中で止まってしまいました........
で結局3回目のアップデートで無事終了~
10.6.8じゃないと10.9.5へアップグレードできません!!
無事完了してほっとしていました。
10.9.5 Maveriksへアップグレード
こちらも過去記事に有るやり方で無事完了しました!!
※MacOSX Maveriksにアップデート!!(El Capitanじゃだめなんです〜)
既にインストーラーメモリースティックがあったので、本体に挿してOptionキーを押しながら再起動で、メモリースティックを選び起動です。
アップデートを開始して、1時間30分ぐらい放置しておくと勝手に再起動がかかって10.9.5で起動してくれます。
しかし、アップグレードインストール開始時点で既に夜の9:00を回っていました。
この日は疲れてしまって、帰宅することに........
後はOSXServerをAppStoreから再インストールして、外付けハードディスクの共有設定をすれば完了です。
15分もあればサーバーの修復が完了すると思い、無事10.9.5にアップグレードしたMacからAppStoreへ。
が、しかしAppStoreへサインイン出来ません!!!!!!
数年前、確か会社のドメインで作った仕事用の個人アドレスでAppleIDを作ったはずですが、お決まりのパスワードを入れても違うの一点張りで、サインイン出来ません!!!
パスワードが間違っているのかな??と思い、リセットのためメアドを入力すると、メアドが登録されていないと怒られちゃいます!!
謎です??
このアドレス以外で会社で使うアカウントを作るわけがない!!!
しかし数年が経過しているので、記憶もあいまいです。
すぐOSX Serverをインストール出来ると思っていたのに、パニックです~
仕方なく、アカウントを作り直して¥2,000円ぐらいのiTuneカードを最寄のコンビニで購入して(会社で決済するため)インストールしなおそうと思いました。
で、AppStoreでOSX Serverを検索して確認してみると、バージョンが5に上がっているでは有りませんか!!!!
OSX Server 5 (アップルのサイトへつながります)
そして値段も¥2,400に上がっています!!!
でもって、必要スペックが
10.11.6以上
に、なっています.....
なんですとーーーー!!!
さらに愕然としました。
落ち着きを戻すため、一服......
El Capitanに上げてしまうと、CS5が使えなくなる。
となると、マスターとして保存しているデータは、主にPhotoshopとIllustratorなので、サーバー機でデータを確認することが出来なくなる.......
いろいろ悩みましたが、今はサーバーとして稼動させるのが第一目的なので、CS5は後で考えようと思い、El Capitanへ上げることにしました。
El Capitanへのアップグレードは現在も無料で出来るので、後はインストールにかかる時間ですが6G程のデータをダウンロードしているようでなかなか終わりません。
この時間を利用して、最寄のコンビニでiTuneカードを購入しに向かいました。
3,000円分を購入しないといけないかな??と思っていましたが、今は1,500円から50,000円ぶんを指定できるカードがあって、これできっちり2,400円分を購入できました。
昔からあったのかもしれませんが、便利なものです.....
社に戻り、しばらくすると無事アップグレードが完了しました!
早速、新しく作ったAppleIDでサインインして、購入したiTuneカードでOSX Server5を購入し、インストール後無事稼動させることが出来ました!!!
外付けハードディスクの共有設定も、説明するまでもなく非常に簡単で、数分で完了しました!!
CS5はというと、10.9.5のときもそうですが、Java6のインストールを指示されインストール後何とか使えています。
しかし、CSを終了させるとき必ずエラーで落ちてしまい、エラー情報を送る??が表示されます。
その他も問題があるかもしれませんが、今のところデータを確認するぐらいならちゃんと使えているので、とりあえずめでたしめでたしです......
しっかし、2,3年前のOSなのに、壊れるとこんなに大変なのかと思い知らされました!
ほんとだったら、TimeMachineで簡単に復旧できるはずですが、すでに4つの外付けハードディスクがつながっているので、無しで運用していた自分が馬鹿でした。
TimeMachine用に外付けを追加するか、別のサーバーの領域を使ってバックアップを取るようにしようと思います~
はーー疲れた.......
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